没落と廃退

日常系ブログです。

2019年2月19日

FPSと人肉

ところでジンギスカンが好き。新宿で2年に1回くらいのペースで行くジンギスカン屋はあるのだが、人を連れて行くには憚られる場所にあるため悩ましい。

 

数年前。友人が「RPGツクールVXを買った」と言う。ここまで見出しと1段落目と2段落目の内容が異なる文章も珍しいが後からしっかりとつなげる、待ってて欲しい。早速そういうのに目がない自分は友人の家に行き、やいのやいのと言いながらRPGをつくった。第一作目は確かメテオ物語といった題名で、3分以内に主人公であるメテ男がMP(メテオポイント)を貯めてメテオを撃たないと世界が滅びるものだった。身内1人か2人にさえ笑いが取れれば良い、3人目からは「アホなことをやってるなあ」と思われるのはやむを得ないが、それで笑っているならばこちらの勝ちだ。一晩でつくったわりになんかゲームっぽいなと作者2人でお互い笑っていたものである。

 

MPを稼ぐ内の一つに、逃げ回る羊を追いかけるものがあった。羊を獲得したらMP(メテオポイント)が手に入る、当たり前のことである。このとき、作者達に「RPGツクールではアクションゲームをつくった方が簡単なのでは」という理解を得てしまう。

・敵シンボルが主人公を追いかける→接触する→イベント

めっちゃ簡単。RPGとして戦闘を起こすと戦闘バランスを考えなくてはならないが、アクションゲームでは死あるのみだ。ゲームオーバーイベントを流す、それだけでいいのだ。

 

第二作目は一週間待たずに完成した。羊が複数いる柵の中に主人公が居る状態でゲームが始まる。

主人公「今晩はジンギスカンだ!」

羊「食べられるのはお前だ」

言わずもがな、羊に当たるとゲームオーバー、確か1分逃げられるとゲームクリア。ゲーム内のセリフは全て自分が考えた。羊をみたら地球の自転が反転しようともジンギスカンのことしか思い浮かばない。そしてどうぶつ奇想天外を見て成長した人間はよく覚えているのだ、死んだら食べられる。すなわち殺すことがあれば食べるためなのだ。

 

そうと分かれば、自分が初めてやったFPSで何故人が撃ち合いをしているのかという構図もぱーっと見えてきた。当然のことである、食べるためなのだ。

 

 

 

 

貴族「SNSで知り合った人達とFPSで人肉人肉と言ってたらその子達が人肉人肉言うようになってしまった」「FPSでロケットランチャーを室内でぶっ放したらロケットランチャーを譲ってもらえるようになった」

RPGツクールを買った友人「お前はどこに行っても変わらねえ」

余計なお世話である。