2019年1月20日
第三土曜日
TRPGをしてきた。いわゆるなりきり、ごっこ遊びなんだけど、それの何が面白いの?って言われると説明が難しい。「いつも一緒に遊んでいる奴はこういう性格なのか」「あいつだからこういう発想がでてくるんだろうな」とにじみ出てくる瞬間が好きで、いわば最高位の内輪ネタ遊びとして認識してる。少なくとも自分は。
とりあえず、ゲームマスター、GMと呼ばれる人がいて(クトゥルフだとKPだったりするが)、シナリオ、ストーリーを用意して、プレイヤー達はそのストーリーを冒険するキャラクターを作成し、GMの話を聞きながら思い思いの行動をする。RPGをトークでするのがTRPG。そんなゲームのお話。
キャラクターをつくり、ゲーム開始したら。
GM「君たちは目が覚めると精神そのままでゴリラになっていることに気づきます。」
なんだよ、SNS上の人間でなく現実で一緒に遊ぶ友人達もゴリラが好きなのか。もうこの瞬間から俺たちはゴリラだ。GMの言うことは絶対だ。俺たちは精神そのままゴリラだ。
GM「発声すると、ウホッという声がでて、日本語が話せません。」
チクショウ、なんてことだ。もう意思疎通はドラミングでしかできねえ。とりあえず胸を叩きはじめる自分。
GM「精神は人間ってこと忘れるなよ」
やべ、元の精神がゴリラであることがばれちまった。
友A「貴族、お前もう完全にゴリラになりきってたけどほんと好きだよな」
いや、違うんだ聞いてくれ。ゴリラに詳しい人はこう簡単にドラミングはしないんだ。自分はドラミングしか知らないからドラミングしかできないんだ。このドラミングはゴリラが取る行動に対してのいわば一般知識であり、専門知識じゃない。だからどんな場面でもドラミングをするしか手段を持っていない、すなわちアマチュアなのだ。本当に好きならばそう易々とドラミングはしない、自分はゴリラが好きというわけではないのだ。所詮は一般ピーポーが考えるゴリラ像を演じただけに過ぎないのだ。
もう一度書く、TRPGとは最高位の内輪ネタだ。個人的にはかなり面白い話だったのだがこのブログを読んだ人にこの面白さは伝わらないと思う。とりあえず自分の事を弄るだけなのでまだ面白く感じてもらえる可能性があると思ったことと、ゴリラの話だから喜ばれるだろうという謎のファンサービスにより書いた。許してください。
ルミナスノーブル
今日も家に着くとルミナスノーブルの香り。